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スペクトラム(SPECTRUM)は、1979年から1981年まで活動した日本のブラス・ロックバンド、ジャズ・フュージョン・グループ。元アミューズ所属。 == 概要 == 伊丹幸雄のバックバンド「ロックンロールサーカス」、次にあいざき進也のバックバンド「ビート・オブ・パワー」と経て、キャンディーズのバックバンドとなった「MMP(ミュージック・メイツ・プレイヤーズ)」。そのMMP出身の大半のメンバーと、一足先にMMPを抜けたメンバーが作っていたホーンセクショングループ「ホーン・スペクトラム」の一部とが再集結する形で1979年に結成。同年8月25日にデビュー。同時に『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』に出演した。 トランペット奏者の新田一郎が中心になって結成されたバンドであり、全編にブラスの音が鳴り響く力強いファンク・サウンドと、新田のファルセットボーカル〔アルバム『SPECTRUM FINAL』には「アグネス・チャンみたいな声」と書かれている。〕、ギタリスト西慎嗣のロック系ボーカル、ベーシスト渡辺直樹のAOR系ボーカルの3人のボーカルが大きな特徴である。 1stアルバム『SPECTRUM』や2ndシングル「IN THE SPACE」〔テクニクスのコンポーネントステレオ「SPACE-7」のCMソング。〕により、当初は吹奏楽に携わる若者や洋楽ファンを中心に、徐々にその存在が知れ渡っていった。コンスタントなライブ活動を続けながら、2ndアルバム『OPTICAL SUNRISE』や3rdアルバム『TIME BREAK』を制作。 その一方で、古代ギリシャの戦士を思わせる甲冑や北欧のバイキングをイメージした被りもの付きの派手なコスチュームを着用し、ギター、ベース、トランペット X 2、トロンボーンの5人が最前列に一列に並び、演奏しながら振り付けを合わせて踊るパフォーマンスのインパクトが強く、またメンバーの冗談好きもあって「色物系バンド」と誤解されることもあった。 複雑に絡み合う16ビートのリズムや高度且つ派手なブラスアレンジから「EW&Fもどき」などという批判も起きたが、実際はシカゴやブレッカー・ブラザーズやクール&ザ・ギャングの影響の方が大きいとみられ、特にリーダーの新田は「シカゴの1stアルバム1曲目である『イントロダクション』を聞いて人生が変わった」とラジオ番組で発言していた。 4thシングル「SUNRISE」は、スタン・ハンセンのテーマとして有名であり〔実際に会場で使用されたのは、ケニー・ロジャース「君に夢中」との合体版。〕、いまだに着メロ等の配信がある。 1981年9月22日の武道館ライブを最後に解散。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スペクトラム (バンド)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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